拙なる日々

コロナウイルス対策の一環としての暇つぶしです。

宝くじ年金

選挙も終わりましたが、選挙期間中に各党の公約とか読んでも、心惹かれるものはなかった。日本は成熟社会になって、そのことは悪いことばかりではないのかもしれないけれど、何だかワクワクはしませんねえ…。

 

せめて少しだけワクワクする気持ちを持とうと、私は宝くじを買うことがあります。別段お金が欲しいわけではありませんし、実際ほぼ外れるのですが、「自主的な納税」を行なっているのだという風に考え、出したお金が社会の役に立てば、外れてもまあいいか、と思うことにしています。

 

ウン?普通の年金とか納税とかに、宝くじの要素を入れればよくない?

たとえば公的年金の掛け金で、「通常パターン」と「ギャンブラーパターン」2種類を準備しておいて、「ギャンブラー」を選ぶ人は、若干掛け金が高くなる。ただし宝くじ的確率で、「来年の保険料全額免除当選!」とかの通知が年金機構から届いて、欣喜雀躍!

数十年間「当選」から一切縁はなかったが、最後の最後、年金をもらうときになって「年金、生涯にわたって本来の2倍の額当選!」とかの通知が年金機構から届いて、狂喜乱舞!

カネが生きることの全てでも楽しみでもないけれど、何か宝くじを買った後のワクワク感のようなものが国の仕組みで作れないか?そうすることで「保険料滞納処分」のような作業も減り、「収めましょう」と告知する宣伝費用も減って、保険料そのものも安く抑えられるではないか?

 

どうせ今の年金だって、規定の年齢より早くもらい始める選択をしたら安い年金が生涯続き、遅い年齢からもらう選択をしたら割り増しされた年金が生涯続くという、誰にも分からない未来の残り時間をギャンブルさせるような仕組みを作っているのだから、こんなやり方もアリでなかろうか?

 

成熟社会になって、ある程度いろんなものが整備されてきているのだから、国の制度も真面目にするだけでなく、クスッとするような仕組みを作ればよいのに。そんなことをきちんと真面目に公約に掲げる政党ができたらよいのに。

私なら、そんな党に票を入れるのに。