拙なる日々

コロナウイルス対策の一環としての暇つぶしです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

廃球場跡を(偶然)歩く(4)

覚えていますか?私も忘れていましたが、この文章は、かつて存在した大分県立春日浦野球場の話しでした。 今、この跡地にあるスーパーの一角に、西本幸雄、関口清治、荒巻淳といった草創期のパ・リーグを席巻した名将、名選手の写真が飾られている。西本さん…

廃球場跡を(偶然)歩く(3)

高校生になった頃だと思います。『全日本パ・リーグ党宣言』という(私にとっての)衝撃的な本が出版されました。 西武ライオンズが躍進を始めた頃で、後に圧倒的な強さで他の11球団を寄せ付けない黄金時代を作りますが、その時点でも少なくとも人気面では…

廃球場跡を(偶然)歩く(2)

私の少年時代の頃は、世間そのものがまだ色々と大らかだったようです。今だときっと、大問題になるのでしょうが…。 プロ野球のパセ(なぜ「セパ」でないのかは、後述します。)両リーグ優勝チームが日本一を争う日本シリーズは、かつては平日も含めて、全試…

冬が本気出してきた!

むちゃくちゃ寒いですなあ…。今日は大分も少しだけ雪が落ちてきました。 小さな粉雪が羽毛のように、小さな風のなかで頼りなげにさまよう様は、少し儚げで、それなのに心踊る思いがします。 南国育ちの私は、寒いのはたまらなく苦手ですが、冬の風情は嫌いで…

廃球場跡を(偶然)歩く(1)

知らない土地に住むと、思いも寄らぬ発見があります。それは地元民にとっては、何でもないことなのでしょうが。 近所の、たまに行くホームセンターに買い物に行きました。そこは駐車場が広くて、いくつかの郊外型チェーン店が軒を連ねている場所なのですが、…

阿蘇であそぼう

阿蘇をぶらぶらしてみました。といっても「山」の方ではなく、「谷」の方ですが。阿蘇は、山はもちろん素晴らしいのですが、あえてそこに近づくことなく、雄大な山々を遠くの眺めに収めるというのも、なかなかに良いものだと思いました。 今も噴煙をあげる火…

東方横綱双葉山、大分県出身、立浪部屋

宇佐の県立歴史博物館で、相撲の展覧会をやっています。 大分と相撲って、あまり結びつかないイメージですが、かの「角聖」双葉山は大分県民だったのですね。大分県として、もう少しアピールしてもよい気がします。 そうそう、「ツッパリ」大関も大分でした…

紅葉が見頃になりました

大分を代表する紅葉の名所、耶馬溪の一見八景も、そろそろ見頃を迎えつつあるようです(写真は11/8時点)。 紅葉もすごかったですが、まあすごい人手でした。一目で八つの景色を見ることができるというフレコミのこの場所は、今の時期は紅葉が加わるので、…

レジレース

競馬のことはよく分かりませんが、先日の菊花賞はテレビで観ていて面白かったですね。 無敗3冠を狙う圧倒的優勢な1番人気馬と、それを阻止せんと立ちはだかるライバルたち。最後の直線がドキドキハラハラですが、ゴールから逆算した勝利のための様々な駆け…

本は天下の回りもの

本はなるべく図書館から借りることにしていて、自分では買わないようにしてはいますが、それでも「一期一会」だからと買ってしまった本(結局「衝動買い」です。)が、とうとう自宅の本棚からあふれてしまいました。 これまでは「もったいないな」と少し心が…

四国ちょっとだけぶらぶら(2)

愛媛県の西側に大洲という町があります。小さな城下町で、瀟洒なお城がある。 写真真ん中の天守閣は再建なのですが、非常に先見の明があるというか、きちんと木造で行なわれています。昨年まで私が住んでいた名古屋が、コンクリート製の現在の名古屋城を、今…

岩隈投手、お疲れさまでした

巨人の岩隈投手が引退とのこと。 近鉄時代、20才くらいのときに1軍に上がってきて、いきなりの快投連発。 私は当時、大の近鉄ファンでしたが、ドラフト下位指名で騒がれもしなかった彼をよく知らず、「誰だこれは?」と嬉しく舞い上がったことを覚えています…

季節が移る

自宅の近くにちょっとした丘があり、小さいながらも季節の移り変わりを楽しむことができるため、週末の都度ブラブラするのが楽しみになっています。春は桜、梅雨どきは紫陽花。夏になると蝉の声がけたたましい。 最近は、少し寂しい感じがします。夏まっ盛り…

四国ちょっとだけぶらぶら(1)

先日の4連休、四国をぶらぶら。 …のはずが、コロナ禍だから大丈夫と油断をしていたら、GoToトラベルの影響からか宿が1泊しか取れなかったので、四国の切れっ端をちょっとかすめただけの旅になりました。 まあ、何はともあれ九州を後にします。さようなら。 …

最近のお気に入り

コロナで、家で辛抱という日が増えたなかで、最近のお気に入りはコイツです。↑ スピーカーのことはよく分かりませんが、コイツのはウッドコーンスピーカーとか言うそうで、優しくて、とても温かい音を響かせてくれます。 ポピュラー系の音楽ではそれほど差が…

「合戦」と「戦争」

私のような歴史好きは、「合戦」と聞くとワクワクしてしまいます。 古戦場を巡るのは至福のひとときですし、城跡を訪ねるのも、とても楽しい。正直に言えば、血の匂いのしない歴史的痕跡への興味は、ほとんどありません。 かといって、別に私に軍国主義的な…

不当・不適切と思われる表現がありますが、時代的背景と作品価値を考え合わせてそのままとしました

4連休は雨だらけでした。 久々に絵でも観ようと、初めて大分の美術館に行ってみました。有名どころが来るといった点では都会は圧倒的であり、その点大分のような地方は難しいのでしょうが、まあ絵なんて有名だから(自分にとって)良い、というものではあり…

歴史を旅する 中津番外編

中津から少し離れていますが、前回の記事でご紹介した宇都宮鎮房の本拠地、城井(きい)谷に足を伸ばしてみました。 城井谷・・・。何となく険しい山中のうら寂しい山里のような所をイメージしていましたが、意外にも平地が広く、今でもそれなりに大きな集落…

歴史を旅する 中津(4)

豊臣政権下において、黒田官兵衛は長年の功績を認められて豊前12万石を与えられ、中津に城を築きます。しかしながら、平和的にその統治を開始することはできませんでした。それ以前、数百年前から豊前の地に割拠していた宇都宮氏が、新たな領主となった官兵…

歴史を旅する 中津(3)

中津歴史旅はウンと遡り、時は戦国、軍師官兵衛の時代。 今の中津の土台を作ったのは、なんといっても黒田官兵衛でしょう。中津には「上如水」とか「姫路町」とかいった地名が今でも残っており、大分居住歴の浅い私は、そのような地名に接するたびに一人ワク…

歴史を旅する 中津(2)

福沢諭吉旧居とそこに隣接する資料館が中津における歴史観光のハイライトの一つですが、そのすぐ近くにあるのが増田宗太郎旧宅跡です。 増田宗太郎は福沢諭吉の又いとこにあたり(福沢が15才年上)、家もすぐ近所だったので幼少時は親しく付き合っていたはず…

歴史を旅する 中津(1)

家でじっとしているのが、段々我慢できなくなってきましたね。 「県外に出なければ、いいんだろ?」 と自分で勝手に言い訳して、大分県内ギリギリの中津をブラブラしてきました。 大分には中津をはじめ、たくさんの城下町があって、歴史好きにとっては歩いて…

この違和感を納得するには?

コロナ禍で休業や活動自粛を余儀なくされている方のご心中、察するに余りあります。本当に早く元に戻ってほしい。その一方で「休業要請するなら国が補償しろ!」という声には、個人的には違和感を拭えません。経済的に困窮している状況の方にとって、非常に…

真実の不便さ

私は悲しいかな、味覚音痴とまではいかずとも舌は肥えておらず、まあ大体のものをそれなりに美味しいと感じてしまいます。 コロナ自粛の前頃の話ですが、職場の同僚と食事に行ったときのことです。私が自身の舌の貧弱さをぼやいたところ、その同僚は「肥えて…

コロナ禍においても、桜は満開。私の住む大分では、先週も満開だった桜が、1週間経った今でも盛大に花を咲かせています。花冷えと好天が続いたからでしょうか。 変わらぬ桜と対比して、変わったのは人。桜の下の宴が姿を消し、この春は花びらが静かに風に舞…

コロナウイルスと人類と地球

巷に流行る新型コロナウイルスのために行動が制約されてしまい、やることがない。だからブログでも書いてみようと思います。 ウイルスめ。お前にはこんなことできまい。クソ。 唐突ですが、世間の騒動に紛れてこんなことを考えました。 このウイルスは何のた…