拙なる日々

コロナウイルス対策の一環としての暇つぶしです。

新大関 こんどこそ

琴ノ若関、大関昇進おめでとうございます。

翌々場所からは、横綱だったおじいさんから譲り受ける琴櫻を襲名するとのことで、まさに横綱を目指す強い大関になっていただきたいと思います。

 

なんだか最近、「元」大関の現役力士が多すぎる気がします。

大関昇進時は勢いがあって楽しみにしていたのに、大関になった途端、勝ち越しがやっとだったり、あっさり陥落したりしている。

ケガであったり、それぞれ事情はあるとは思いますが、昇進時に述べた晴れやかな口上は一体なんだったのだろう?と感じてしまう。

 

大関とは、特別なポジションだと思います。

圧倒的な強さを維持し、最後の頂きである横綱をひたすらに目指す。

やむを得ない事情がない限りは、陥落が許されない地位であり、ゆえに大関という呼称には特別な響きがあると思うのです。

 

「元」大関が幕内で負けたり、勝ったり、そのほかの力士と同じような感じで取り組みを続けているのは、見ていて情けなく、みすぼらしく感じます。

大関に昇進した時点で、覚悟を持ってほしい。横綱を目指す力量なり、気持ちなりを失ってしまったという自覚を持った時点で、即引退するくらいの覚悟を持ってもらいたいのです。それくらいの特別なものだと、少なくとも観戦する一ファンとしては思います。

 

今回昇進した琴ノ若関は、その辺大丈夫かもなという期待があります。

父の果たせなかった大関を得て、祖父の果たした横綱を目指す。

今の一人横綱が、体がガタガタになりながらも奮戦して地位を保っている。

彼が現役のうちに横綱に駆け上がり、単に強いというだけではない、横綱として背負うべき何ごとかの「引継ぎ」を果たしてほしいなと思います。

 

頑張れ、新大関