臼杵城の桜にも、何とか間に合いました。
個人的には、丹生島(にうじま)城と呼んだ方が感慨があります。
戦国の大友時代の末期、今の大分県エリアの中心はここ臼杵にありました。
当時、この城は丹生島城と呼ばれていて、薩摩の島津氏が大分に攻め込んだ豊薩合戦ではこの城も舞台になりましたが、城にこもった大友軍はポルトガルから取り寄せた最新のフランキ砲をぶっ放すなどして、島津軍を退散させています。
3年前のコロナ期真っ只中に来たときは人も少なくて、城内に咲き誇る桜を堪能できましたが、今回はレジャーシートを敷いた花見客がわんさか。
お城は早々に退散しました。
臼杵はお城以上に、その近辺が風情があります。
↑ こんな感じの所とか、
↑ こういう感じ。
↑ こういう所も良い。
昔の区画がたくさん残っていて、「観光ルート」から外れた所にも迷路のように路地が広がっていて、退屈しません。
少し足を延ばすと、美しい三重塔を持つお寺が見えてくるのですが、10年がかりの改修工事に入るらしく、覆いがされていました。残念。
さらに足を延ばすと、これは今回初めて行ったのですが、福良八幡宮という神社にたどり着きました。
大分に限りませんが、そう観光地でもなくて、でも「あら、いい感じの所」と思った場所には、大体寅さんがすでに入っている。
山田洋次監督、心底恐るべしです。(どういう情報網を持たれていたのか…。)
お城の中の桜は、人わんさかで今回撮る気がしなかったので、3年前の写真を代わりに載せておしまいにします。
これが臼杵城の桜だ!