拙なる日々

コロナウイルス対策の一環としての暇つぶしです。

四国超本格的にぶらぶら~新守護神を任命します

新居の近くに、潮江(うしおえ)天満宮という神社があります。高知市中心部に近いこともあって、初詣とかでは結構な人が来られるようです。

天満宮ですから、全国津々浦々ある天神様(菅原道真)の単なる祠の一つかと思っていましたが、ここのはちょっと事情が違うようですね。

 

 

わたくしもあまり詳しくはないのですが、道真公には高視(たかみ)という息子がいて、父の道真が大宰府に左遷されたときに、息子の方は土佐に流されて、この潮江天満宮の近くに住んでいたみたいなのです。

道真公がかの地で無念の死を遂げたあと、その家臣が土佐にいる息子のもとに遺品を届けた。それらを祀ったのが、ここ潮江天満宮の起こりのようです。

 

余談ですが、最近「道真が大宰府に行かされたのは、左遷とは言えない」とかいうことを本気で言っている歴史学者とかおられるようです。「彼の大宰府での役職が高い」ことがその理由の一つであるみたいな論調をちらっと読んだ気がするのですが、だったらなぜ息子まで土佐に飛ばされているんですかね?

 

歴史学の使命が、過去の時間を現代に蘇らせることであるとするならば、それを専門に学問する方は、一度学校社会を出て、たとえば40歳くらいまでは学問とは別の普通の社会の人間関係に揉まれて、人の何ごとかを体感する必要があるのかもしれません。

過去も現代も、人間そのものは大きく変わっているようには思えません。その面白さとくだらなさを知っていたら、このような論は出ないような気もします。

 

天満宮に牛は必須アイテムですな

 

それはそうと、わたくしにとっては高知での新守護神の人選、いや神選の方が大事です。

お父さんの道真公が直接のゆかりではなく、高視さんが由縁となるこの神社、ちょっと頼りないような気がしますし(高視→失礼な!)、今さら学業もクソもない年齢なのですが、まあ縁あってのご近所ですし、ここを高知でのわたくしの新守護神に任命したいと思います。(高視→そんな勝手な!)

 

大分のときの火男火売(ほのおほのめ)神社は効いたからね。

そこんところ、ちゃんと分かってるよね、高視さん。(高視→おめえなんか知らん!)

 

いや、あんたもある意味転勤族なんだし、色々と分かるでしょ。

しばらく見守っててくださいよ。