どうも昔から、11月というのが苦手で、何故なんだろう?
なんか、ジワジワと寒くなってくるのが嫌なのかな?
それに加えて、どんどん日が暮れる時間が早くなってくるのが嫌なのかな?
落ち葉が風に舞い、華やいだ時間はもう終わるのだという侘しさが嫌なのかな?
高知にも、まもなく次の季節がやってくるようです。
「龍馬パスポート」が2冊目の「赤」になりました。
ヨソ者が高知県に住む場合、定期的にこのパスポートを更新しなければ、不法滞在者とみなされ高知県警に逮捕されるわけですが(されないよ!)、まだあまりこのパスポートの恩恵は感じてはおりません。
観光施設とかに行くと、このパスポートにスタンプを押してもらい、たまると次の色に切り替えられます。
果てしない道のりですよ。
「青」→「赤」→「ブロンズ」→「シルバー」→「ゴールド」→「殿堂入り」。
殿堂入り後も、初段~十段まであって、やっと「免許皆伝」。
単にスタンプを集めればよいということでもなく、たとえば「ブロンズ」から「シルバー」に進むためには、高知県内に7泊しなければクリアしないという厳しさ。
わたくしがいつまで高知にいるかは、我が職場の人事係のみぞ知る、ではありますが、まあ次の「ブロンズ」が精一杯でしょうかな。
11月は坂本龍馬の誕生月であり、暗殺された月でもあります。(同じ15日。)
毎日、少年時代の龍馬が泳ぎ、山内容堂が時世を案じつつ眺めていたであろう鏡川の横を通って出勤し、吉田東洋が暗殺された場所で借りた本を返し、武市半平太が切腹した場所でビールを買って帰る。
ときどき、今本当にここにいるのだということが信じられないような、ふっと我に帰る瞬間があります。
高知に赴任して2か月ちょっと。ここでの仕事も楽なものばかりではありませんが、在りし日の土佐人の背負った仕事に比べたら、自分は楽だな~と思う日々。
歴史好きで、本当に良かったと思います。