拙なる日々

コロナウイルス対策の一環としての暇つぶしです。

四国超本格的にぶらぶら~高知の街

転勤が決まって初めて知ったことは、高知県が日本で鳥取、島根の次に人口が少ない県だということでした。

鳥取、島根は、まあある意味で有名ですよね…。スタバがなかなか出店しないことを自虐ネタで楽しませてくれたり、最近はそこをウリとするようになってきています。

 

高知は意外。

南国にあって人寂しい印象を受けないせいか、また歴史上の人物も騒々しく、肝の太い英雄どもにあふれているイメージがあるせいか、あまりそういった感じを受けません。

でも実際、県全体で60万人台の人口で、県庁所在地の高知市でも30万人ちょっとしかいません。かなり少ないです。

 

 

けれど高知市中心部は、結構なにぎやかさです。

やたらと広範囲にアーケードが張り巡らされていて、行きかう人も多い。

地方では、中心部のアーケード街がシャッター通りと化す町が多い中で、高知市内では昔ながらの昭和チックなお店がたくさん健在で、それなりの活気もあって嬉しくなります。

 

アーケードの外側では、日本一古い歴史と営業距離を誇る路面電車が、電気のモーター音をけたたましく唸らせて、ゴトゴトと車輪音を響かせて行き来をします。この風情も好きです。

 

そして、飲食店の数!

いや、この人口でこんなにも飲み屋必要かね?というくらい、びっしりと飲み屋。

普通の住宅街とかでも、コンビニやスーパーはなくとも、飲み屋は一定区画ごとに必ず設置されておる!

スーパーでも、お酒コーナーは異様な充実ぶり。高知人は一体どれだけ酒を飲むつもりなのか!

 

わたくしの地元鹿児島も飲むイメージがありますが、ここまでではない。

この感じ、どちらかというと鹿児島本土よりも、奄美大島の雰囲気に似ている気がします。どちらもお顔や体つきがどっしりとしていて、DNA的に近いのかなという印象があります。

高知と奄美。場所は遠く離れていても、同じ黒潮街道沿いですし、長い人類史の視点でいえば意外にご近所さんなのかもしれません。

 

 

毎朝、職場に近づくと、現存12天守の名城、高知城が見えてきます。

これを見ると、やる気の起きないだるい日でも、多少背筋が伸びるような気がします。

わたくしも薩摩人のはしくれ。

土佐の豪傑どもに負けないように、適当に仕事をしたいと思います。